お知らせとレポート

オンライン環境教室
「しろくまカメラマンにきいてみよう!」を開催しました

12月12日(日)と18日(土)に、そらべあオンライン環境教室「しろくまカメラマンにきいてみよう!」を開催し、2日間合計で小学生41名の子どもたちが参加してくれました。

環境教室のメインスピーカーは、自然写真家でしろくま写真の第一人者である丹葉暁弥さん。20年以上も大好きなしろくまに逢いにカナダ北部にあるチャーチルへ足を運び撮影を続けていたのですが、ここ数年はコロナウイルス感染症の影響で渡航できず、大好きなしろくまに会えていないそうです。そんな丹葉さんですが、18日の出で立ちは、まるで現地にいるかのようなバーチャル背景と防寒着で登場してくれました!

メインスピーカーの自然写真家・丹葉暁弥さん

 

実際にはなかなか訪れる事が難しいしろくまの生息地で撮影された写真を見ながら、貴重なお話しを聞かせていただきました。

チャーチルって、どこにあるんだろう?

 

耳についているボタンみたいなものはなにかな?

 

おかあさんと子ども

 

氷が張る直前、しろくまたちがチャーチルに集まってくるよ

 

そらべあ基金では、4月と7月も同様のワークショップを開催しています。ワークショップの様子については、本レポートの下部に過去のレポートのリンクを掲載しましたので是非ご一読ください。

丹葉さんのお話しの前後には、そらべあアニメや地球温暖化、そして再生可能エネルギー、みんなにもできることについて、そらべあ基金からお話ししました。

お母さんと楽しく暮らしていた そら と べあ

 

これまでの実施で寄せられたアンケートの声を活かし、参加してくれた子どもたちによる丹葉カメラマンへの質問タイムを充実させたり、90分の講座の途中休憩に遊び要素を入れて、環境や今日のワークショップに関する言葉を使った「かくれていることばさがし」を楽しんだりと、毎回プログラムを見直し子どもたちにとってより充実した時間になるように工夫し実施しています。

答えはわかったかな?

 

今回の質問タイムでは、「夏の間、餌を食べられないのに、どうやって生きていけるの?」「近くによってきたしろくまに触ったら噛まれるの?」「ハドソン湾の氷はどのくらい凍るの?」など、子どもたちからは色々な質問が挙がり、丹葉さんに直接答えてもらいました。

私も初めて知ったのですが、ハドソン湾の氷は冬になるとびっしりと凍り、暖かくなると周りから溶けて時計回りにまわり始め、チャーチル付近にガシッと止まる場所があって、その上にいるクマはまたチャーチルに戻ってこられるんだそうです。自然ってすごいですね。

そらべあ基金からは、地球温暖化がどうして起こっているのか、日本にもどんな影響があるのか、そして、CO2をあまり出さない方法として、自然エネルギーという解決策があること、また、小学生のみんなにもできることとして、物、電気、水の使い方や移動の仕方、植物を植えること、などのエコアクションを提案しました。みんな、毎日の生活で頑張ってくれると嬉しいです。

最後に、みんなで記念撮影。思い思いのポーズをとってグッズと一緒に「そらべあ~」の掛け声でパチリ!

参加してくれた皆さん、真剣に話を聞き、質問やクイズに参加してくれて、ありがとうございました。そらべあの涙を止められるために、これから一緒に頑張りましょう!

終了後のアンケートに寄せられた声をいくつかご紹介します。
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■子ども
・氷が張るのが遅く、そして溶けるのが早くなっている事でシロクマの生態状況に多大な影響が及ぼされている事が分かった。
・シロクマの毛の秘密や、一年の過ごし方を初めて知りました。温暖化により食料を取れる期間が減っていることを知ってかわいそうだと思った。自分のできることをやろうと思った。
・しろくまの写真とそらとべあがかわいかった
・カメラマンに質問出来ることが嬉しかった。地球温暖化のために自分が出来ることをやりたいと思った。
・サッカーボールでもなわとびでもブランコでも発電できることをはじめて知りました
・いろいろな発電方法があるなぁと思った。このままの生活を続けてしまったら、駄目だということがわかった。

■保護者
・丹葉カメラマンの写真、映像、お話が、なかなかTVではやらないような内容で、すごく興味深かったです。
・環境問題について親子で話す良い機会になりました。大人もしらないこともあり面白かったです。これまで温暖化について本を読んだりして学んできたけれど、子供たちに人気のシロクマを通して、また違った視点から考える機会になりよかった。供給の各国比較のグラフをみて、こんなに違うんだと呟いていたのが印象的でした。幼児も一緒にみていましたが、アニメーションは理解しやすくできていて、良かったです。
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また、本ワークショップでは、特典として丹葉さん撮影のフォトステッカーを差し上げています。他にも、そらべあ基金から家庭での電気の消し忘れ防止のためにスイッチの周りに貼ってもらう「そらべあスイッチシール」や、協賛いただいたNTTスマイルエナジーから今回に限り「縄跳び」のプレゼントをお送りしています。

特典のフォトステッカーは、しろくまと犬がハグしている奇跡のようなショット!

 

そらべあ基金や協賛社からのプレゼンやお知らせが届くよ

 

盛りだくさんの特典に、嬉しい感想が寄せられました。
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・犬と白熊の写真が可愛すぎる!!子供の勉強机のスイッチの所にも自らそらべあのシールを貼っていました。良さそうな縄跳びもありがとうございます。冬休みに親子で使ってみるつもりです。
・電気の消し忘れが多い場所を子供と選んで、そらべあスイッチシールを貼りました。パパがよく消し忘れる場所という視点で選んでいました。子供も夫もシールが貼っていない場所にも気をつけるようになり、我が家のエコへの意識が少し高まり嬉しいです。
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今回のそらべあオンライン環境教室は、キユーピーグループ マッチングギフト「QPeace」、kolmikko、株式会社NTTスマイルエナジー のご協賛により開催させていただきました。ご支援いただきまして、どうもありがとうございました。

尚、キユーピーグループオフィシャルブログに、お子さまと一緒に参加されたグループ社員さんがとても素敵なブログを書いてくださいました。こちらも是非ご覧ください。

〇キユーピーグループオフィシャルブログ
僕たちに何ができるかな ! ? ~そらべあオンライン環境教室に参加して~

<過去の開催レポートや丹葉さんへのインタビュー(リンク)>
〇「しろくまカレンダー」に込められた自然写真家・丹葉暁弥さんの想いを聞く(インタビュー)
〇2021年春休みに開催された「しろくまカメラマンにきいてみよう!」(開催レポート)
〇2021年夏休みに開催された「しろくまカメラマンにきいてみよう!」(開催レポート)