お知らせとレポート

98基目のそらべあ発電所が完成
~福岡県八女市 本分保育園~

そらべあ基金は、第98基目の太陽光発電設備「そらべあ発電所」を福岡県八女市の社会福祉法人 豊岡串毛保育会 本分保育園(以下、本分保育園)へ寄贈いたしました。

「第98基・99基・100基目 そらべあスマイルプロジェクト」による「そらべあ発電所」の公募は、ソニー生命保険株式会社(以下、ソニー生命)のご協賛により実施し、2025年10月~12月にかけて設置は完了しています。これにより、ソニー生命による寄贈は27基(第98基目は25基目)となりました。

本分保育園の屋根に設置された「そらべあ発電所」

本分保育園の「そらべあ発電所」完成を記念して、2026年1月28日に寄贈記念式典を開催しましたので、その様子をお知らせします。


八女市と言えば、八女茶やいちごの「あまおう」などが有名ですが、他にも、白壁や瓦屋根の町屋や蔵などの国選定重要伝統的建造物群保存地区にもなっており、歴史的にも見どころのある古い町並みが残る場所でした。

同園は八女市の山のふもとにあり、山や川など豊かな自然に恵まれています。式典当日、晴れわたる広い青空の下、2024年9月に完成した園舎で、子ども達の一日が始まっていました。同園は町立保育所として1957年に設立され、現在は社会福祉法人として地域の保育を支えています。

2024年に建て替えられた園舎
園舎の2階からの眺め

本分保育園が選定された理由はこちら

■ 何が始まるのかな?

式典は3歳児・4歳児・5歳児の計40名の園児さんと先生方、協賛のソニー生命の皆様、たくさんのご来賓の皆様、メディアの方々をお迎えし、賑やかに行われました。
お客様がいる会場では「何が始まるのかな?」と、子ども達もちょっとそわそわした様子。

ご来賓の皆様のご紹介

開会早々、司会の田中先生の合図にあわせて、みんなで「そら~!べあ~!」と大きな声で呼ぶと、それに応えて「そら」と「べあ」が登場。子ども達は拍手と歓声をあげて大歓迎してくれました。

「そら」と「べあ」が北極からやってきたよ!

最初に当基金の理事 青木からお祝いの言葉とご挨拶をさせていただきました。

「みんなの園の屋根に98番目の『そらべあ発電所』ができました。実は去年の12月に100番目の『そらべあ発電所』も完成しています。みんなはいくつまで数えられるかな?」すると子ども達は「100!」「350!」など、元気に答えてくれました。
「100園まで広がってきている『そらべあ発電所』。みんなの園の屋根でどのくらい発電しているのかはわからないよね。でも、この発電モニターをみればどのくらい電気ができているかを教えてくれます。先生のお部屋の外に置いておくので、晴れているから電気をいっぱい作ってくれているな、雨だから少ないな、など観察してみてくださいね。」

そらべあ基金理事 青木からのご挨拶
発電モニター

■ 地球温暖化ってなあに? みんなで「そらべあワークショップ」

次に、子ども達と一緒に「地球温暖化」とは何か、そして、どうしたらいいのかを一緒に考えるワークショップです。

まず、北極の氷が溶けてお母さんと離ればなれになってしまい泣いている物語「そらべあ」を紙芝居で読んでもらいました。

宮本先生と倉員先生による
紙芝居「そらべあ」の朗読

当基金スタッフからどうして「地球温暖化」が起きているのかを説明し、子ども達にもできることがあるのかなど、クイズやお話で伝えました。

北極ってどこかな?
地球温暖化はどこで起きているのかな?

続いて、電気は色々な方法で作れることを体感してもらうために、園児代表の2名に手回し発電実験に挑戦してもらいました。コンセントに繋がっていない、電池も入っていないミニ扇風機。二人が回してくれるハンドルのついた発電機に繋がっています。

「よーい、スタート!」の声で回し始めると、見ている子ども達から「がんばれー!」と大きな声援が。見事に扇風機がビュンビュン回り始めました!実験大成功!
お手伝いいただいたソニー生命の住吉さんから園児さんにインタビューしてもらうと「楽しかった!」という感想を教えてくれました。

扇風機が回って、実験大成功!
手回し発電実験後のインタビュー

ちょっとだけなら手回しで発電も楽しいかもしれません。でも、ずっと回していたら疲れちゃいますよね。自分たちが何もしなくても、電気が扇風機を回してくれたらとても便利だけど、その電気を作る時にCO2が出てしまう方法を続けていたら、どんどん地球温暖化になってしまいます。そこで、今回、園に寄贈した「太陽光発電」や、風、水、地熱など自然の力を活用した発電ならCO2を出さずに電気を作ることができます。地球温暖化を防ぐには「自然エネルギーをもっと増やすこと」が大切だと伝えました。また、みんなにもできるエコアクションとして「早寝早起き」や「電気やテレビのつけっぱなしをしない」「お水や物を大事にする」などをお話しして、ワークショップを終了しました。

■ 寄贈品の贈呈とご挨拶

今回の寄贈にご協賛いただきましたソニー生命の久留米支社 支社長 畑中様から「そらべあ発電所」完成のお祝いの言葉とともに、子ども達へ「そらくんとべあくんが一日も早くお母さんと会えるよう、これからは電気の無駄遣いに気を付けて、お部屋の灯りやTVがつけっぱなしになっていたら、消してくださいね。そして、周りの大人の人がやっていたら注意してあげてください。」とご挨拶をいただきました。

ソニー生命 久留米支社 支社長 畑中様のご挨拶

ソニー生命は「ご契約のしおり・約款」を従来は900ページを超える「冊子」で作成していましたが、「CD-ROM版」(2020年12月をもって廃止)や「Web版」の選択を可能とすることで、紙の削減やCD-ROM版の原材料削減などを実施し、環境活動に取り組んでいます。その活動を通じて削減された印刷関連費用などの一部を本プロジェクトにご協賛いただいています。どうもありがとうございます。

また、寄贈記念プレートと紙芝居「そらべあ」を園へ、また、全園児さんへ絵本「そらべあ」を贈呈しました。

ソニー生命 畑中様(左)から
本分保育園 園長 平島様(右)へ
記念プレートを贈呈
そらべあ基金 理事 青木(左)から
本分保育園 園長 平島様(右)へ
紙芝居を贈呈
「そら」と「べあ」から園児さんへ
「そらべあ絵本」のプレゼント
おうちでも読んでね!

息のあった和太鼓演奏

今度は子ども達からお礼の演奏です。青い法被姿に着替えた年長児さん達が、大きな掛け声とともに元気よく入場し、先生の囃子太鼓にあわせて息の合った和太鼓の演奏を披露してくれました。「やー!」という掛け声や振付もかっこよく、なんといっても演奏している真剣な表情や楽しそうな表情が印象的でした。どうもありがとう!

法被姿がきまってる!
和太鼓演奏を披露してくれた年長児さん達

ご挨拶(要約・抜粋)

ご来賓の方々からご挨拶を賜りました。

八女市長 簑原 悠太朗 様

「地球温暖化はみんなで取り組まないといけない問題です。今日教えてもらったことの他に、市長が実践していることの中で子ども達にもできることを紹介します。冷蔵庫を開ける時間を短くすること、そして、移動の際に歩ける距離はできるだけ車を使わないようにすること。ぜひみんなもやってみてほしいと思います。また、八女市は脱炭素をはじめとした環境政策に非常に力を入れており、昨年4月にゼロカーボンシティ宣言を行い、さらに八女茶のESG評価を行うなど、企業だけでなく農家や行政を含め、市民とともに持続可能な街づくりを目指すという方向性を示しています。こうした中での今回の寄贈は、脱炭素という少し難しい概念を子ども達にわかりやすく教え、それを地域全体に広げていくという取り組みであり、まさに八女市のESGを目指した街づくりとも合致するところで感謝と敬意を表したいと思います。」

八女市長 簑原様

八女市議会議員 堤 康幸 様

「ここに保育園があることは、地域にとって非常に心強いことであり、昨年の新園舎完成まで、たくさんの皆様から大変なご尽力をいただいて、この園の存続の基盤を作っていただきました。そこに、さらに保育園運営にとって大きな力となる「そらべあ発電所」を寄贈いただきましたこと、地域住民の一人として心より御礼申し上げます。地球温暖化というのは、簡単に解決できる問題ではありませんが、しっかりと環境について学び、みんなが豊かに暮らせる社会ができることを期待しています。」

八女市議会議員 堤様

社会福祉法人 豊岡串毛保育会 理事長 梅野 昭博 様
(代読:同法人理事 浦部 和子様)

「本日はお忙しい中、多くのご来賓の皆さまにご出席をいただき、「第98基 そらべあ発電所」寄贈記念式典を開催できましたこと、また、昨年、建て替え・移転した新園舎に「そらべあ発電所」を設置いただきましたことに感謝申し上げます。地球温暖化の現実に、子ども達の関心を高めることは大人の責務です。いただいた絵本や紙芝居を繰り返し読み、子ども達が学ぶことで関心を高めてまいるとともに、大人達が環境問題に前向きに取り組んでまいりたいと思います。」

園法人の理事 浦部様
(理事長 梅野様のご挨拶を代読)

最後に

閉会後は和やかに記念撮影し、そらべあ達とお別れしました。園の屋根で「そらべあ発電所」が頑張って発電してくれているので、みんなも今日から、自分たちにもできることを頑張ってもらえたら嬉しいです!

本分保育園の皆様、ソニー生命の皆様、ご来賓の皆様、本式典にご協力いただいたすべての皆様に御礼申し上げます。

そらべあ基金では、これからもそらべあスマイルプロジェクトや環境教育を通じて地球環境保全活動の実現に向けて取り組んでまいります。