お知らせとレポート

87基目のそらべあ発電所が完成
~愛知県豊明市 名古屋短期大学付属幼稚園~

愛知県豊明市の学校法人桜花学園 名古屋短期大学付属幼稚園に第87基目※1の太陽光発電設備「そらべあ発電所」が完成し、2023年11月8日に寄贈記念式典を開催しましたので、その様子をご報告します。

今回の「そらべあ発電所」はソニー生命保険株式会社(以下「ソニー生命」)のご協賛による寄贈で、同社からの協賛による寄贈は20基目※1となりました。

設置したソーラーパネル

 

名古屋短期大学付属幼稚園は、大学のキャンパス内に位置する幼稚園で園内には観察池、カブトムシハウス、野菜畑、お花畑をつくり、動植物に触れる環境を整えられています。「キャンパスの生き物図鑑200」をつくり、子どもたちへの探求心や好奇心を喚起する工夫も行っています。大学キャンパス内に位置する幼稚園という特徴を活かし、子どもや保護者たちだけではなく、大学生・職員の方々、地域の方々への周知活動に意欲があり、波及効果にも期待し寄贈先に選定しました。

式典は、司会の菊池先生のご挨拶で始まりました。

 

来賓紹介のあと、子どもたちが「そら~、べあ~」と元気よく呼びかけると、ホッキョクグマの兄弟「そら」と「べあ」が登場。「かわいい~!」「きゃー!」と歓声が上がり、一気に会場内がエネルギーに溢れました。

緊張していた様子が一変、みんな笑顔に

 

その後、そらべあ基金 理事の吉田からの挨拶では、そらべあ兄弟がなぜ涙を流しているのかな?と問いかけました。園児さんからは「氷がなくなったから!」と声を上げてくれました。地球が暖かくなったから、氷が溶けてしまったこと、これ以上地球が温まらないようにするために工夫が必要という話をしました。そして「太陽光パネルで電気をつくるから、みんなもパネルを見上げて、今日は発電しているかな、と部屋のモニターをチェックしてみてくださいね」とメッセージを送りました。

理事 吉田よりご挨拶

 

そして、そらとべあが涙を流している理由がわかる紙芝居を山崎先生と近藤先生に読んでもらいました。読み聞かせが終わり、先生が「おしまい」と言うと、園児さんが声を合わせて「ありがとうございました」とお礼を伝えていました。

集中して聞いています

 

そのあと、そらべあ基金より、そらべあ兄弟が住む北極の氷がどのように変化してきたのか、また、その原因についてお話をしました。お話の中で、テレビとか冷蔵庫はどうやって動いているのかな?と聞くと「電気!」という声が上がったり、「CO2」という言葉を出すと「CO2知ってる~!」という声が上がりました。その後のそらべあクイズでは、積極的に答えだと思うことを口に出してくれました。最後には、地球温暖化を止めるためにみんなができる3つのこと「早寝早起き」「電気をこまめに消すこと」「物を大事にすること」を伝えました。

みんなのお家で使ってる電化製品はあるかな?

 

みんな、元気に手を挙げてくれました

 

続いて、ソニー生命の関様にもお手伝いいただき、手回し発電で扇風機を回す実験を、園児代表の4名に挑戦してもらいました。

手回し発電実験で扇風機を動かしたよ

 

 

実験終了後、改めて電気の大切さについてお話して、そらべあワークショップは終了になりました。
司会の菊池先生からは、ずっとくるくる回すのは大変そうで、電気って大切だなって先生も思いましたと、改めて伝えてくれました。

次に、協賛社であるソニー生命 名古屋ライフプランナーセンター第1支社の 小立支社長より、おひさまでつくった電気はとっても大事で、それが増えれば、そらとべあがお母さんに早く会えるようになれるので、私たちも応援しています、とご挨拶をいただきました。

同社は「ご契約のしおり・約款」を従来は900ページを超える「冊子」で作成されていましたが、「CD-ROM版」(2020年12月をもって廃止)や「Web版」の選択を可能とすることで、紙の削減やCD-ROM版の原材料削減などを実施し、環境活動に取り組んでいます。その活動を通じて削減された印刷関連費用などの一部を本プロジェクトにご協賛いただいています。どうもありがとうございました。

ソニー生命 名古屋ライフプランナーセンター第1支社
小立支社長からのご挨拶

 

ご挨拶の後、小立支社長より小川園長先生へ記念プレートの贈呈を行いました。

ソニー生命 名古屋ライフプランナーセンター第1支社
小立支社長(右)より小川園長先生(左)へ記念プレートの贈呈

 

続いて、今日のそらべあの物語の紙芝居を、これからも長く園内で読み継いでいってほしいとの願いを込めて、当基金理事の吉田より年長ふじ組担任、学年主任の河内先生へ「そらべあ紙芝居」を贈呈しました。

吉田理事(右)より河内先生(左)へ
「そらべあ紙芝居」の贈呈

 

最後にそらべあより園児代表の2人へ「そらべあ絵本」のプレゼントです。

おうちでも読んでね

 

 

記念品の贈呈の後は、年中組の園児の皆さんから「虹のむこうに」を合唱、年長組の園児の皆さんから「世界中のこどもたちが」を手話付きで合唱してもらいました。みんな元気いっぱいに歌ってくれて、会場内がとても暖かい空気に包まれました。最後には全員から「そらくん、べあくん、ありがとうございました」と声を合わせてお礼を伝えてくれました。

素敵な歌をありがとう!

 

手話付きで歌ってくれました

 

最後に、同園の小川園長先生のご挨拶いただきました。
園長先生は、大学の教授も兼任されており、学生たちには「地球は子どもたちからの預かりもの」と伝え、いまの地球は元気がなくなってしまっていて、元の地球に戻れるようにいろいろなことをしないといけない、と考えているとお話されました。そして、園児の皆さんで植えたお芋やお芋の苗を見せながら、何の力で育ててくれたのかな?と聞くと「太陽!」という声が上がりました。それに応えて「太陽の光は葉っぱに届いて、お芋などの食べ物をつくってくれます。でも、電気は作ってくれません。しかし、今回、私たちの生活に必要な電気を太陽の光からつくってくれる魔法のパネル“太陽光パネル“を園にプレゼントしてもらいました。」とお話されました。また、各教室にあるタブレットでどれくらい電気が発電しているのかを確認できること、太陽光パネルは園児の皆さんが30歳くらいになるまで使えることなどを子どもたちにもわかりやすく太陽光パネルのことを伝えていただきました。

小川園長先生よりご挨拶

 

さつまいもとその苗を見せながらお話

 

以上で式典は終了し、その後は、快晴の園庭へ出て、みんなで集合写真を撮影しました。

年中さんと参加者のみなさん一緒に記念撮影

 

年長さんと参加者のみなさん一緒に記念撮影

 

最後は年長のみんなと遊んでもらいました!

 

ハグをしてお別れ

 

学校法人桜花学園 名古屋短期大学付属幼稚園の皆さま、ソニー生命保険株式会社の皆さま、ご関係者の皆さま、ご参加いただきありがとうございました。
そらべあ基金では本プロジェクトや環境教育を通じて、今後も地球環境保全活動を続けて参ります。引き続きご支援のほどよろしくお願いします。

第87基目寄贈園 学校法人桜花学園 名古屋短期大学付属幼稚園
第20基目ご協賛 ソニー生命保険株式会社

※1
2023年11月現在、全国に設置されているそらべあ発電所は88基となり、そのうち、ソニー生命の協賛によるものは21基です。(式典の開催順は、都合により設置(寄贈)順と前後する場合があります。)