お知らせとレポート

82基目のそらべあ発電所が完成
~新潟県新潟市 あおい幼稚園~

新潟県新潟市にある学校法人あおい学園 あおい幼稚園 に寄贈された、第82基目の太陽光発電設備「そらべあ発電所」が完成しました。
今回の「そらべあ発電所」はソニー生命保険株式会社(以下「ソニー生命」)のご協賛による寄贈で、同社からの協賛による寄贈は18基目となりました。

あおい幼稚園に設置したソーラーパネル

 

あおい幼稚園(以下「同園」)では、緑のカーテンや雨水を使用した水遊びなどの環境活動の実践や、新潟市の出前授業でリサイクルや3Rを学んでごみの分別活動を浸透させるなどの取り組みを行っています。また(コロナ前は)保護者と連携して野菜くずを堆肥にする「菌ちゃんプロジェクト」など、様々な環境教育活動に取り組まれています。

2023年6月2日「そらべあ発電所」寄贈を記念する式典を実施しました。
あいにくの雨模様でしたが、会場には、年少から年長の子どもたち64名と理事長や先生方、そして26名の保護者の方々、そして協賛企業であるソニー生命の方々にお集まりいただきました。

式典は同園の藤井先生の司会でスタート。 「いつもとホールの様子が違うよね。いっぱいお客さんも来ているね。グルーっと周りを見てみましょう。」と呼びかけました。

藤井先生の呼びかけに会場を見渡す園児の皆さん

 

「みなさんの幼稚園のお屋根に素敵なものをつくってもらいましたよね。雪の日にクレーンで持ち上げていたのを覚えているかな?」と太陽光パネルが設置された日を振り返り、園児の皆さんは「はーい!」と返事をしてくれました。

そらべあ基金そしてソニー生命からの来賓紹介のあと、「みんなが会いたいと言っていたそらとべあも来てくれているよ!みんなで呼んでみましょう!」と呼びかけ、園児の皆さんは「そらく~ん、べあく~ん」とホッキョクグマの兄弟「そら」と「べあ」を会場内に呼び込みました。そらとべあの姿を見つけると、「わ~!」「かわいい~!」と会場は歓声に包まれました。

そらべあ登場に歓声があがります

 

はじめに、そらべあ基金の村上理事からお集まりの皆様へ挨拶をしました。そらべあ発電所がみんなの園の屋根に設置されたことや、お日さまのパワーについてお話をしました。そして、そらべあ兄弟がなぜ涙をながしているのかな?と問いかけました。

村上理事よりご挨拶

 

その理由がわかる紙芝居を須貝先生と藤原先生に読んでもらいました。

園の先生による読み聞かせ

 

園児の皆さん、真剣に紙芝居に聞き入っています

そして、そらべあ基金のメンバーより、そらべあ兄弟の住む北極の氷がどのように変化してきたのか、また、その原因である「地球温暖化」「CO2」についてお話をしました。

地球温暖化について一緒に学びました

 

その後、そらべあクイズでおさらいをすると、みんな元気よく手を挙げてクイズに参加してくれました。

地球温暖化クイズ

 

続いて、ソニー生命の関様にお手伝いいただき、ハンドルを回すと発電ができる道具を使って、自分たちの力で電気をつくり扇風機を回す実験を代表者計4名の子どもたちと行いました。

手回し発電実験に挑戦!

 

「回って涼しかった」「けっこう疲れた」という感想を教えてくれました。毎日、手回し発電で電気をつくるのは大変だから、お日さまの力で電気をつくる、太陽光パネルをみんなの園に設置したことをお話し、そらべあワークショップを終了しました。

その後、協賛社である、ソニー生命の新潟ライフプランナーセンター第1支社 東田支社長よりご挨拶をいただきました。「今日勉強したことを家で実行してほしい」「そらとべあが一日でも早くお母さんに会えるようになりますよ」と園児の皆さんに向けてお話ししていただきました。

新潟ライフプランナーセンター第1支社 東田支社長

 

ソニー生命は「ご契約のしおり・約款」を従来は900ページを超える「冊子」で作成されていましたが、「CD-ROM版」(2020年12月をもって廃止)や「Web版」の選択を可能とすることで、紙の削減やCD-ROM版の原材料削減などを実施し、環境活動に取り組んでいます。その活動を通じて削減された印刷関連費用などの一部を本プロジェクトにご協賛いただいています。

ご挨拶の後、東田支社長より同園の長井理事長へ記念プレートの贈呈、村上理事より長谷川先生へそらべあの紙芝居、そしてそらとべあから園児代表者2名に絵本の贈呈を行いたしました。

ソニー生命 新潟ライフプランナーセンター第1支社 東田支社長(右)より同園の長井理事長(左)へ記念プレートの贈呈

 

村上理事(右)より長谷川先生(左)へそらべあ紙芝居の贈呈

 

そらとべあからは園児の皆さんに絵本をプレゼント

 

記念品の贈呈後、3名の園児さんから「そらべあちゃんの日」でつくった、ソーラーちょうちんランタンの遊び方を報告してくれました。
新聞紙でつくった棒にランタンをひっかけて、お化け屋敷に持っていったり、暗い部屋での隠した宝探しをするときに使ったり、ランタンを付けて寝たらお花みたいできれいだったなど、それぞれが太陽光でつくられた明かりを楽しんだ様子を教えてくれました。

 

代表して3名の園児さん発表してくれました。

 

そして、発表の後、そらとべあ、そしてそらべあ基金とソニー生命の式典参加者に向けて、園児の皆さんよりお礼の言葉とキラキラのメダルを一人一人にプレゼントしてもらいました。

「ソーラーパネルをありがとうございました。これからも電気を大事に使います。」と伝えてくれました。

プレゼント係の皆さんからメダルを首にかけてもらいました

 

お礼の言葉とメダルをいただいた後、「ペンギンサンバ」を披露してくれました。
なんと今回は、一緒に踊りましょう!と長谷川先生に促され、私たちも一緒ダンスをしました。

ダンスの途中の「イエーイ!!」という掛け声に、園児の皆さんに負けじと踊って楽しいひと時を過ごしました。

園児の皆さんの元気いっぱいな踊りに大人も一緒に踊りました

 

そして最後に長井理事長よりご挨拶をいただきました。
「“元気な野菜をつくって、元気な身体になろう”ということをテーマに、数年前に始まった土壌づくりのプロジェクト“菌ちゃんプロジェクト”では、先月も各家庭から生ごみを集め、そこにぼかしを混ぜ、元気な土づくりを実践しています。園では色々な活動を行っていますが、そういったことが地球温暖化防止の一助を担っていることにも気づきました。今回のそらべあワークショップの体験は、未来を担うこどもたちにとって、地球環境への意識が高まるきっかけになったと思います。その気持ちが継続していくように教職員一同努めていきます。」とお話していただきました。

長井理事長からご挨拶

 

 

写真撮影の後にはそらとべあと遊んでくれました

 

学校法人あおい学園 あおい幼稚園の皆さま、ソニー生命保険株式会社の皆さま、ご関係者の皆さま、ご参加いただきありがとうございました。

そらべあ基金では本プロジェクトや環境教育を通じて、今後も地球環境保全活動を続けて参りますので、ご支援のほどよろしくお願いします。

第82基目寄贈園 新潟県新潟市 あおい幼稚園
第82基目ご協賛 ソニー生命保険株式会社