お知らせとレポート

そらべあ発電所、完成 ~滋賀県近江八幡市:紫雲保育園~

3月6日、滋賀県近江八幡市にある「紫雲保育園」で、43基目の太陽光発電設備「そらべあ発電所」の完成記念式典が行われました。

「第26回そらべあスマイルプロジェクト」は、ソニー生命保険株式会社協賛のもと実施され、「紫雲保育園」は応募総数46件の中から選ばれた内の1園となりました。

式典には紫雲保育園に通う5才までの84名の園児さんに参加いただきました。
式典開始とともに登場した、そらべあ基金のシンボルキャラクターであるホッキョクグマの兄弟「そら」と「べあ」。
元気いっぱいな声援で出迎えてくれた園児たちを前に、嬉しそうに手を振っていました。
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そらべあ基金理事・箕輪の進行の下、園の先生方によるそらべあ紙芝居の読み聞かせが始まると、園児たちの視線が紙芝居に集まります。
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「そらべあ」は地球温暖化によってお母さんグマと離れ離れなってしまったホッキョクグマの兄弟。
ふたりの目には悲しげな涙が流れています。
そらべあの涙の理由がわかり、その涙を止めるためにも園児たちに地球温暖化のことを知ってもらおうと、おなじみのクイズを行ないました。

この日学んだそらべあやエコアクションのことを保育園から帰った後、家族みんなに教えてあげるように子どもたちに促します。
そうすることにより、子どもたちを通じて大人も環境問題について考える機会がつくれたらと思います。
子どもたちはクイズに元気よく参加してくれました。

続いて、太陽光発電設備の寄贈に併せて、より電気の大切さを知ってもらおうと手回し発電体験を実施しました。
実際に子どもたちに自分の手で電気を作ってもらい、電気の大切を実感してもらうことがねらいです。
「やってみたい人ー?」と講師役のそらべあ基金のスタッフが声を掛けると、大勢の子どもたちが手を上げてくれました。

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時間が限られているため、真っ先に手を上げてくれた二人の子どもたちに挑戦してもらいました。

はじめはゆっくりと回していた一人目の子。
けれど、それでは豆電球は点いたり消えたりしてしまいます。
ずっとつけているためには、体をいっぱいに使って勢いよく回してみるしかありません。

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スタッフが「もっともっと回して!」と声を掛けると、一生懸命にハンドルを握ります。
他の子どもたちや先生からの声援に、より一層力が入ります。

続いて体験してくれた子も、全力で回して明かりを灯し続けます。
体験の後、「電気つくるの、大変だった?」というスタッフの問いに「うん、大変だった」との答え。
その様子に、見ていた子どもたちにも「電気をつくること=たいへんなこと」という意識が芽生え、普段何気なく使っている電気について考えるきっかけが生まれたら思います。

「電気は普段みんなが使っているものだけれど、電気を作るにはたくさんのパワーを使うんだ。だから電気を大切にしようね!約束出来る人?」と話すと、園児のみなさんは「はーい!」と手を上げて、保育園やお家でのエコアクションを約束してくれました。

その後、今回、協賛いただいたソニー生命保険株式会社を代表して小川様よりご挨拶と、寄贈を記念したプレートを贈呈いただきました。

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同社はそらべあ基金の活動の趣旨にご賛同いただき、同社のご契約者が「ご契約のしおり・約款」のCD-ROM版をご選択いただいた際、おひとりにつき10円をそらべあ基金へご寄付いただける取り組みを実施されています。
そこで集まった寄付金を元に、今回は紫雲保育園へ1基の太陽光発電設備を寄贈しました。
そういった同社の社会貢献活動の取り組みや、そらべあの紙芝居や手回し発電体験を踏まえて、小川様が「みんなで電気を大切に使ってください」と話すと、子どもたちは元気なお返事をしていました。

また今回はその他に、屋内で使えるホームエネルギーサーバー、そして園児のみなさん全員にそらべあの絵本を併せて寄贈させていただきました。

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そして、今回の寄贈へのお礼にと、年長組の園児さんたちによる「三線の花」の曲に合わせてエイサーを披露してくれました。

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一生懸命に踊る姿に、そらとべあも楽しそうに一緒に体を動かして見ていました。

最後に、藤本園長からご挨拶をいただき、そらべあ基金とソニー生命保険株式会社の皆さまへ感謝のお言葉をいただきました。

寄贈された太陽光発電を使い、電気や資源の大切さを子どもたちに伝えて行きたいとお話いただきました。
昨年、自然の中で子どもたちを育みたいとの思いから、園庭の全面を芝生にするなど行なってきた紫雲保育園。
今後はそらべあ発電所を活用した環境教育も取り入れていきたいと前向きなお話もしていただけました。

式典終了後は、恒例のそらべあと式典参加者全員による記念撮影を行ないました。

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そらとべあのふかふかのおなかに顔をうずめる子どもたちは、泣いているそらべあに「泣かないで」と涙をぬぐってくれます。
けれど、ふれあいの時間はあっという間に過ぎていってしまい、みんなは名残惜しそうにそらとべあに抱きつくと、先生の声掛けに頷いてお部屋に戻っていきました。

紫雲保育園の皆さま、ソニー生命保険株式会社の皆さま、式典にご参加いただいた関係者の皆さま、
ありがとうございました。