お知らせとレポート

そらべあ発電所、完成 ~茨城県水戸市:ひまわりのお家~

10月30日、茨城県水戸市にある「ひまわりのお家」で、41基目の太陽光発電設備「そらべあ発電所」の完成記念式典が行われました。

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「第23回そらべあスマイルプロジェクト」は、ソニー損害保険株式会社協賛のもと実施され、「ひまわりのお家」は応募総数92件の中から選ばれた内の1園となりました。

式典には、園児15名に参加いただき、とてもアットホームな雰囲気の中で執り行なうことができました。

今回の式典にも、そらべあ基金のシンボルキャラクターであるホッキョクグマの兄弟「そら」と「べあ」が登場すると、園児たちは笑顔いっぱいで迎えてくれました。

まずは、そらべあ基金理事の青木の進行の下、園の先生方によるそらべあの物語の紙芝居の読み聞かせが行なわれました。

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先生方が事前にお話ししてくださっていたのか、ストーリーをしっかり把握している園児さんもいて、どの子も最後まで静かにお話を聞いていました。

そらべあの涙の理由がわかったところで、ここからは地球温暖化に関するクイズが行なわれました。
毎回、園児さんの年齢では難しいかなと思いつつクイズを出題しますが、意外にもクイズの正解者はたくさんいます。
節電やゴミの削減が地球温暖化の原因である二酸化炭素を減らすことにつながることを噛み砕いて説明すると、子どもたちはしっかりと理解している反応を見せてくれるのでスタッフも驚くばかります。

次に、そらべあ基金のスタッフとソニー損保の社員の方による手回し発電体験を行ないました。

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子どもたちに電気を作る大変さを知り、電気を大切にしてもらいたいという思いから実施しているこの体験。
「夜、本を読むために一晩中回し続けられるか?」という問いに対し、「できる!」「むり!」と様々な意見が飛び交います。
普段、園児さんは電気の使い方について考える機会はなかなかないと思いますので、こういった問題に触れるきっかけになればと思います。

つづいて、ソニー損害保険株式会社経営企画部広報・CSR課長の小原様から、同社で行なわれている社会貢献活動や寄贈した太陽光発電設備活用への願いなどをお話しいただきました。
今回、3kW相当の太陽光発電設備を設置しましたが、この発電量と、ひまわりのお家の昨年の使用電気量を比較してみると、なんと約60%もの電力が賄えることがわかりました。
更なるエコアクションの実行によって、この数値がより高まることを願っています。

その後、ひまわりのお家の理事長の木村様に寄贈を記念したプレートが贈られました。

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また、太陽光発電設備の寄贈に合わせてそらべあの絵本を、そらとべあから園児の代表2名にお渡ししました。

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今回の寄贈のお礼に、と園児さんの歌と花束のプレゼントにそらとべあが嬉しそうにすると、園児さんはどこか照れくさそうにはにかんでいました。

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いただいた花束は、不要になったコーヒーフィルターを染めて作った手作りの花束だそう。
色とりどりの花はどれもやさしい色合いで、とっても素敵な贈り物でした。
ずっと枯れない花束なので、大切に飾ってあります♪

最後に、ひまわりのお家の理事長の木村様からご挨拶をいただき、そらべあ基金とソニー損害保険株式会社の皆さまへの感謝のお言葉をいただきました。

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また、「園で取り組んでいる廃材を利用したおもちゃ作りなどでそらべあの涙を止めることができるんだよ」と、子どもたちに向けてとてもわかりやすくエコアクションについてお話しくださいました。

式典閉会後には外に出て、そらべあと園児たちとの記念撮影を行いました。

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式典参加者全員での記念撮影後、そらべあとのふれあいの時間に子どもたちはそらにぎゅっと抱きついたり、べあに今日あった出来事を一生懸命に話したり、とても楽しそうにしていました。

ある男の子がそらにこう言いました。
「今度はお母さんといっしょに来てね!」

式典中、そらべあの涙の理由がわかる物語の読み聞かせがありますが、子どもたちはそらべあが泣いている理由をきちんと理解しているようで、心優しい声掛けにそらべあ基金のスタッフも先生方も思わず笑顔になりました。

ひまわりのお家の皆様、ソニー損害保険株式会社の皆様、式典にご参加いただいた関係者の皆様、
ありがとうございました。