お知らせとレポート

園の環境教育支援プログラム「そらべあちゃんの日」始動

2022年4月より、そらべあスマイルプロジェクト第74基~79基目の太陽光発電設備「そらべあ発電所」を設置した寄贈園6園において、環境教育支援プログラム「そらべあちゃんの日」が始動しました。このプログラムは、寄贈後の3年間、複数の環境教育プログラムの中から園が1つ選択して1年単位で実践していきます。

早速、のいち幼稚学園(高知県)から、活動の様子をお知らせいただきました。同園は、5月に開催されたそらべあ発電所寄贈記念式典に先駆けて、「お天気しらべ」活動を開始しました。

まず、先生から天気と発電量の関係性について説明を行いました。

「お天気しらべ」はじまるよ~

 

「お天気しらべ」プログラムでは、「そらべあ発電所」で作られた電力量を確認できるモニターを使って、子ども達が発電量とお天気を記録していきます。晴れ、雨、曇りなど、いろいろなお天気の日に観察することで、お天気と発電量の関連性に気づき、自然エネルギーの一つである太陽の力を実感するとともに、エネルギーの大切さを感じてもらうプログラムです。

発電モニターで発電量を確認

 

観察シートにお天気マグネットをはってみよう

 

5月は最も発電量が多くなることが見込める月でしたね。これから梅雨や台風など、いろいろなお天気ときは、発電量はどうなるかな、、と予想などもしながら子ども達に自然エネルギーの力を感じてみてほしいと思います。

同園では、昨年度からのSDGsの取り組みと関連付け、そらべあの物語の読み聞かせを行い、地球温暖化を止めるには、折り紙や画用紙の切れ端も捨てずに活用すること、電気のつけっぱなしや水の出しっぱなしをしないこと等を子ども達に伝えているそうです。そらべあの涙を止めるために、子ども達自身ができることを習慣として身につけていけるといいですね。

廃材利用で作ったこいのぼり

 

今年度は他にも「ソーラーランタンプログラム」活動を選んだ園もあり、一連の取り組みを報告発表する機会として、オンライン実践報告会を年度内に開催する予定です。園での子ども達の変化を楽しみにしています。

さて、同園では昨年4月に「SDGs」に着目した若手職員より「ご家庭から再生可能な衣類などを寄付していただいて、発表会の衣装にリメイクしたいのですが…」との申し出をきっかけに、「SDGs」について考える機会があり、「環境教育にもなるね」「ご家庭に向けて協力を呼び掛けてみよう!!」とすぐに協力を呼び掛けたそうです。今回、そのリメイク衣装で行った生活発表会の様子もお知らせいただきました。生活発表会は力を合わせて劇などを作り上げ、披露することを通じて、子ども達が成長する機会です。それぞれとても個性的で子ども達が役になりきっている様子が伝わってきますね。園とご家庭が協力して、子ども達の「物を大切にする心」を育む素晴らしい取り組みだと思います。

使わなくなった布をつかったリメイク衣装。どれも個性的で素敵です!

 

みんないい笑顔ですね!

 

寄贈園での「そらべあちゃんの日」が第一歩を踏み出しました。これからも、寄贈園の皆様とともに、社会の環境意識の向上を図っていきたいと思います。

本年度の「そらべあちゃんの日」は、2021年に募集を開始した第74基~79基目「そらべあスマイルプロジェクト」における寄贈プログラムの一環として実施しております。ご協賛いただいたのは、ソニー生命保険株式会社、ソニー損害保険株式会社(五十音順)です。ご支援ありがとうございます。