お知らせとレポート

被災地のバス停を明るく照らしたい!釜石市に太陽光発電を寄贈しました

(2015年7月31日追記しました)
3月22日、KDDIと共に釜石市内にあるバス停2か所に太陽光発電設備とLED照明を設置し、地元の小学生たちへの環境教育を実施する「釜石ecoバス停プロジェクト」を実施しました。
釜石は岩手県の沿岸部にあり、東日本大震災の際には津波により大きな被害を受けました。
バス停は、KDDIが2012年に釜石市に寄贈したもので、地元の森林の間伐材が使用されています。
しかし、そのバス停には照明機器はなく、周りの民家や街灯の明かりも少ないため、今回、太陽光発電により点灯可能なLED照明を設置することになりました。
そして、記念行事と共に、地元の小学生を対象とした環境問題と太陽光発電についての環境教育を行ないました。
プロジェクト当日、釜石市内の小学生14名と保護者の方々が会場である釜石市役所に集まってくれました。
まず最初は、KDDIとそらべあ基金による「森と太陽の教室」を行ない、環境問題と森林について学びました。
森林ではゴミ問題にも触れ、KDDIが行っている携帯電話やスマートフォンなどのリサイクル方法などが紹介されました。
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次に、太陽光発電システムの組立ワークショップを行ないました。
屋根の上に乗っている太陽光パネルは見たことあるけれど、実際に触るのは初めての子がほとんどのようで、子どもたちと一緒に保護者の方々もめずらしそうに太陽光パネルの表面に触っていました。
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ドライバーで機器とケーブルを繋いでいき、太陽光発電システムが完成しました。
発電した電気を使ってスマートフォン「Xperia™」を充電してみました。
その後、場所を市役所前のバス停に移し、野田武則市長をはじめ、参加した親子と一緒に「太陽光発電システム設置セレモニー」を開催しました。
バス停の柱に子どもたちが記念プレートを設置した後、最後に全員で記念撮影をしました。
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子どもたちからは「釜石にも自然エネルギーになるものがたくさんあることがわかった」、「クイズが楽しかった」などの感想をもらいました。
今回のバス停が、地元の方々の憩いの場のひとつなると嬉しいです。
(※)本プロジェクトは経産省が推奨している「どんぐりポイント」を一部使用しております。
【追記 7月31日】
この日、釜石市内のバス停3か所に、太陽光発電設備とLED照明が寄贈されました。
今回の3か所のバス停も2012年にKDDIが釜石市に寄贈した、地元の森林の間伐材を使用し作られたものです。
これで、市内5か所のバス停に太陽光発電設備とLED照明が設置されました。
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これからもそらべあ基金は、被災地支援活動に取り組んでいきます。