お知らせとレポート

子どもたちが大きくなっても、素晴らしい自然環境が身近にあってほしい

流山市幼児教育支援センター附属幼稚園
木曽啓子園長

写真:木曽啓子園長

― 「そらべあスマイルプロジェクト」に応募されたきっかけは何でしたか?

園長:流山市では、小・中学校に太陽光発電設備の普及を進めていて、すでに全公立小・中学校の屋根に太陽光パネルが取付けられています。当園も以前から太陽光発電を導入したいと思っていたのですが、なかなか実現しませんでした。そんな折に、流山市の方から、「そらべあスマイルプロジェクトに応募してはいかがですか」と、お声がけいただきました。そこで、そらべあ基金さんと、協賛企業のソニー損保さんのウェブサイトで、太陽光発電設備を寄贈するプログラムがあることを知り、応募したのです。だから、当選の知らせを聞いたときには本当にうれしかったです。

― 稲荷保育園では、どのような環境教育に取り組んでいますか?

園長:そらべあ発電所がどのくらい発電しているかが見えるモニターを使って、子どもたち目線で毎日の発電量がわかるように工夫をしています。「今日もそらべあ発電所がお日さまの光で電気をたくさん作ってくれているよ」といった言葉を子どもたちにかけていくことで、エネルギーはもちろん、自然や生き物を大切にする気持ちが芽生えてくるのではないかと思います。
また、保護者の皆さまも、子どもたちのためにオリジナル紙芝居を作ってくれたり、園の畑作りを手伝ってくれたりと、環境教育にとても熱心です。なので、保護者の方々にもご協力をいただきながら、そらべあ発電所を使った環境教育を進めていければと考えています。

― 「そらべあ発電所」寄贈式典の感想をお願いします。

園長:外部のお客さまをたくさん招いての式典でしたので、子どもたちが緊張するのではないかとちょっと心配でした。でも、紙芝居や環境クイズ、発電体験など、積極的に参加して理解しようとしてくれたので、きっと式典を通じて環境の大切さを学んでくれたことと思います。
最近は、自然災害の報道を見るたびに、将来、自然環境がどうなっていくのか心配になります。子どもたちが大人になる頃にも、素晴らしい自然環境が身近にあってほしいと思っているので、一人ひとりが環境の大切さを学んで、できる限り自然にやさしい行動を取れるようになってもらえればと思います。

写真:流山市幼児教育支援センター附属幼稚園