お知らせとレポート

食べ物も、エネルギーも、自然の力で作られるありがたさを教えたい

西円寺幼稚園
柳スヱ園長

写真:柳スヱ園長

― 「そらべあスマイルプロジェクト」に応募されたきっかけは何でしたか?

園長:ずっと前から、園舎に太陽光発電設備を導入したいと思っていたのですが、当園のような小さな幼稚園では実現は難しく、私の代ではムリだと諦めかけていました。そんな折に、園の先生がそらべあ基金さんのスマイルプロジェクトを耳にして、「一か八かで応募してみてはどうでしょうか?」と提案してくれたことがきっかけです。まさか当選するとは夢にも思っていませんでしたので、そらべあ発電所を寄贈していただいて本当にうれしかったです。

― 西円寺幼稚園では、どのような環境教育に取り組んでいますか?

園長:当園は豊かな自然に恵まれているので、それを活かした教育を心がけています。例えば、園には畑があるので、みんなで四季折々の作物を種から育て、収穫して、おいしくいただくという、一連の流れを園児たちに体験させています。米作りでも、泥んこになりながら田植えをし、米が実ったら、稲刈り、脱穀、乾燥という作業にも挑戦して、玄米を家に持ち帰って食べてもらっています。このように、作物を育てて食べるという体験から、自然や命の大切さを学んでもらいます。また、給食では新鮮な旬のお野菜を使うなど、食育を通じて心と身体が丈夫に育ってほしいと考えています。

― 「そらべあ発電所」をこれからどう活用していきますか?

園長:太陽の光がどれくらい電気を作ってくれているかを「そらべあ発電所」のモニターで見ることができるので、子どもたちにそれを見てもらって、自然の力で作られるエネルギーについて教えていきたいと思います。さらに言えば、「そらべあ発電所」でどのようにして電気が作られるのか、その仕組みまで幼稚園児に理解してもらうことは難しいかもしれませんが、子どもたちも「なぜ?」「どうして?」と興味を持つでしょうし、その気持ちをしっかりと受け止めて、正しく分かりやすく伝えていきたいと思います。

写真:西円寺幼稚園