お知らせとレポート

社会人向け勉強会で「そらべあ環境教室」を実施

4月20日(金)、そらべあ基金は、東京都内で開催された社会人向け勉強会に参加。「そらべあの涙を止めよう〜ホッキョクグマの兄弟と考える地球温暖化と再生可能エネルギー」と題してセミナーを実施しました。
普段は、小学校や幼稚園の子どもたちを相手に環境ワークショップを行なっているそらべあ基金ですが、今回のように、社会の第一線で活躍されている大人を相手に環境教室を開催するのはあまり例のないこと。それでも、参加者の中には、会場に登場した「そら」と一緒に記念撮影をする人もいて、和やかな雰囲気のうちにスタートしました。
まずは、北極の氷の大地が割れ、お母さんと離れ離れになってしまったそらべあ兄弟の物語をムービーで観てもらった後、「地球温暖化とは?」「どうして温暖化が起きるのか?」「このままだと地球はどうなるのか?」「温暖化を食い止めるには…」など、いつも子どもたちに問いかけている内容を、クイズや手回し発電実験などを交えて紹介しました。
また、今回は大人向けということで、この100年間で地球の気温はどれくらい上昇したのか?地球上の氷がすべてとけたら、地球上のどれくらいの都市が海へ沈むのか?といったシミュレーションを動画で紹介するなど、一歩踏み込んだ内容も紹介。さらに、再生可能エネルギーの利用は世界中で進んでいるのに日本は出遅れていることや、日本企業も今後再生可能エネルギーへシフトしていかないと、国際的な信頼を得ることが難しくなっていくことなどをお話ししました。
最後の質疑応答では、「CO2の排出をゼロにしたら、地球温暖化は止まるのか?」など、出席者から活発な質問もいただきました。もちろん、これまで大気中に排出してきた膨大な量のCO2がすぐになくなることはありませんが、今世紀末の温度上昇を少しでも抑えるためには、国際社会がともに手を取り合って、CO2の削減に取り組んで行かなければならないと説明を加えました。
そらべあ基金では、子どもたちだけでなく、大人たちに向けても、今後、地球温暖化の現状を訴え、再生可能エネルギーの普及に努めていきたいと思います。
参加してくださったみなさま、ありがとうございました。