お知らせとレポート
「学びのフェス2025春」に出展しました
そらべあ基金は3月26日(水)、昭和女子大学1号館(東京都世田谷区)で開催した「学びのフェス2025春」(主催:新聞社・毎日小学生新聞)に出展し、そらべあ環境教室「ソーラーLEDちょうちんづくり ~自然エネルギーでそらべあの涙を止めよう~」を、春休み中の小学生82名とその保護者の皆さまにご参加いただき実施しました。
今年の桜の開花は、3月23日に高知・熊本で始まり、24日には長崎・宮崎・鹿児島そして東京で発表されました。昭和女子大学の校内でも桃色のつぼみや咲き始めた花が、春の訪れを感じさせてくれました。


「学びのフェス」は2014年の夏休みから始まり、子どもたちの春休みと夏休みに合わせて、毎日新聞社と毎日小学生新聞が主催し、開催しています。今回は天候にも恵まれ、約900人の親子が来場しました。
そらべあ基金をはじめ企業や団体・NPOなど20団体が一堂に会し、子どもたちはさまざまな出前授業に1日中参加することができる、賑やかな学びのフェスティバルとなりました。


■「そら」と「べあ」はなぜ、泣いているの?
そらべあ基金のシンボルキャラクター、ホッキョクグマの「そら」と「べあ」は、お兄ちゃんの「べあ」と弟の「そら」の兄弟です。よく見ると涙を流しています、どうして泣いているのでしょう?
北極の氷がこの数十年間にどれぐらい変化したかの話のほか、スライドやアニメーションで視聴してもらいました。参加してくれた子どもたちは静かにじっと耳を傾けてくれました。

そらべあ基金では、地球温暖化や環境問題について考える小学生向けウェブサイト「そらべあECO(エコ)ジャーニー」を運営しています。このサイトで紹介している動画資料を利用しながら、地球が少しずつ暖かくなっているわけを伝えました。また「クイズ」にも挑戦しながら一緒に考えていきました。
「そらべあ」のアニメーションは子どもたち向けに制作されており視聴しやすい物語形式です。お家でも楽しく学べる内容なので、ぜひご家庭でもご覧ください。
そらべあの物語
(https://eco-journey.jp/story/)
なぜ泣いているの?
(https://eco-journey.jp/why/)


■「ソーラーLEDちょうちん」をつくろう!
「学びのフェス」では1日で5時間の授業を体験することができます。1授業は小学校の授業時間45分より5分ほど短い40分間です。
この春から新1年生となる子どもたちは、椅子に長時間じっと座ってお話を聞くことにそれほど慣れていません。工作づくりにも、手先の使い方に違いが表れます。
そこで、中高生の学生ボランティアメンバーが寄り添い工作づくりをサポート。おかげで、すべての子どもたちは、時間内に工作を完成させることができました。
「本当に太陽の光で電気がつくれるの?スゲー!」「お祭りに持っていって、灯りにしよう!」など、作るだけでなく、作った後にどんな風に使おうかなと想像を膨らませていました。
「そらべあ」の涙を止めるためにも、二酸化炭素の排出を抑える自然エネルギーの利活用を身近に体験し「エネルギー」の作り方や使い方に関心をもってもらいたいと思っています。




■そらべあの涙を一緒に止めよう!
授業のまとめに、温室効果ガスの二酸化炭素(CO2)を減らすために出来る「エコアクション」を紹介しました。
電気の使い方、水の使い方、物の使い方や移動の仕方のほか、学んだことをお友達や家族の人と話してみよう、など今日からできるエコな行動アイデアを伝えました。
子どもたちに「地球温暖化ってきいたことある人?」と質問すると、参加したほぼ全ての子どもたちから手が挙がるくらい頻繁に目や耳にする環境課題となっている昨今。その対策が急がれるところです。
「そらべあの涙を止めよう!」と共に行動する仲間をこれからも増やしたいと思います。

「学びのフェス2025春」は、ゼロワットパワー株式会社(本社:千葉県柏市)からのご支援により実施いたしました。継続的なご支援、誠にありがとうございます。
■『そらべあと未来のわたしたちの世界』受賞作品を展示しました
3月に発表した、そらべあ☆おえかきコンテスト2024 『そらべあと未来のわたしたちの世界』の受賞作品を会場に飾りました。「本当に小学生が書いた絵なの?」と、同じ小学生から驚きの声があった力作。受賞作品はウェブサイトからもご覧いただけます。
そらべあ☆おえかきコンテスト2024『そらべあと未来のわたしたちの世界』
(https://www.solarbear.jp/lp/oekaki/)

■そらべあ学生ボランティアクラブ
そらべあ基金では、中・高校生が参加できる「そらべあ学生ボランティアクラブ」を2020年から運営しています。
今年で5年目となる本活動では、子ども向け環境教育活動などの社会活動に参加したい学生たちの学びの場になっています。
今回は「ソーラーLEDちょうちん」の作り方を説明したり子どもの工作をサポートしたりしながら、活躍してくれました。
小学生に接する機会はあまりない学生たち。活動を終えて、「子どもたちに工作の方法を分かりやすく説明することの難しさを感じた」といった誰かに何かを伝えることへの視点や、「1つの活動に色々な役割があって新たな経験ができた」とワークショップ活動の裏側にあるスタッフ視点など、参加することで得た気づきの声がありました。
学生ボランティアクラブの活動は4月から新年度がスタート。活躍に大きな期待を寄せています。
