お知らせとレポート

「しろくまカメラマンに聞いてみよう!シロクマのこと、地球温暖化のこと」
@港区立エコプラザ

11月23日(木)の午前中に、環境ワークショップ「しろくまカメラマンに聞いてみよう!しろくまのこと、地球温暖化のこと」を港区立エコプラザにて行いました。小学生12名とそのご家族の方々に参加していただきました。

 

メインスピーカーは、自然写真家でシロクマ写真の第一人者である丹葉暁弥さん。20年以上もしろくまを撮影しにカナダ北部の町チャーチルを訪れています。本イベントの2週間前に、4年ぶりに訪問していたそうで、最新の様子も含め、シロクマがどんな生活をしているのか、シロクマが生活をする環境の変化などをお話していただきました。

丹葉さんのお話しに入る前に、そらべあ基金の活動紹介、そらべあ物語のアニメーションで、どうしてそらとべあが涙を流しているのかを紹介しました。

どうしてそらとべあが泣いているのかな?

 

その後、丹葉さんからのお話に移りました。
まずは、丹葉さんが20年以上、シロクマの撮影のために訪れているカナダの町、チャーチルの位置のお話をしていただきました。

 

大きく映し出されたシロクマの写真たち

 

そのあと、シロクマの生活や様子、半年間ご飯を食べずに生活をしていることなどをお話してもらいました。

写真だけではなく、シロクマの親子が寝ている姿や歩いている姿を捉えた動画を見せていただき、真っ白の世界に、歩く姿に参加者の皆さんも見入っていました。この撮影をするために丹葉さんはマイナス10℃の中、3時間くらい撮影を続けていたそうです。

また、地球温暖化によるシロクマへの影響についてもお話をしてもらいました。
4年ぶりに訪れた撮影地では、本来であれば10月末には氷が凍り始めているはずなのになかなか海が凍らず、シロクマの目撃頻度が低かったことを教えてくれました。

質問の時間では、「なんでシロクマっていう名前なの?」「クマとシロクマの違いは?」など多岐にわたる質問がでました。「人間を襲うんですか?」という質問にはシロクマは食物連鎖の頂点にいて、最大の肉食動物ということを伝え、撮影の時には望遠レンズで撮影をしていることを教えてくれました。

 

お子さんと一緒に参加をしていた親御さんからは「動物園でのシロクマがいることについてはどう思いますか?」という質問がでました。丹葉さんは、昔はかわいそうと思い苦手だったそうですが、最近考え方が変わったとのことです。丹葉さん自身も、子どものころに動物園のシロクマの写真を撮影したことあるそうで、それが今に続いていることを考えると、好きになってもらえる、知るきっかけになるから動物園は大事な場所だと答えていただきました。

質問に対して丁寧に回答していただきました

 

丹葉さんのお話の後は、そらべあ基金から地球温暖化の原因やみんなにできることなどをお話させてもらいました。

クイズを交えながら地球温暖化について学ぶ

 

イベントの休憩時間や終了後にも丹葉さんにお話を聞きに行ったり、持ってきた丹葉さんの著書にサインをもらっている子もいました。

丹葉さんに撮影したばかりの写真や動画をご紹介していただき、シロクマの生活・シロクマと共存している町の様子、撮影の方法などを優しく語りかけ、教えていただきました。今回をきっかけに、シロクマへの興味関心はもちろん、地球温暖化についても考えるきっかけになればうれしく思います。
本イベントはNTTスマイルエナジーのご協賛により開催いたしました。

参加してくださった皆さん、港区エコプラザの皆様、ご協賛いただきましたNTTスマイルエナジーの皆様、どうもありがとうございました!