お知らせとレポート

「学びのフェス2023春」に出展しました
実践女子大学 渋谷キャンパス

3月25日(土)、そらべあ基金は実践女子大学渋谷キャンパス(東京都渋谷区)で開催された「学びのフェス2023春」(主催:毎日新聞社・毎日メディアカフェ・毎日小学生新聞)に出展しました。

本イベントはこれまで14回開催されていますが、なんと初の雨天となりました。それにも関わらず約1400名の親子が足を運んでくれました。

そらべあ基金は環境教室『ソーラーちょうちんランプづくり 自然エネルギーでそらべあの涙を止めよう!』(40分授業)を実施し、小学生57名と保護者の皆さまにご参加いただきました。

ホッキョクグマの兄弟「そら」と「べあ」はどうして泣いているの?の問いかけで授業はスタート。

そらべあはどうして泣いているの?

 

アニメやクイズを交えながら、「そら」と「べあ」たちが暮らしていた氷の大地が解けて割れお母さんと離ればなれになってしまったこと、ではどうして氷は解けて割れてしまったのか、それは地球温暖化が原因であること、温暖化の影響で北極の氷は40年ほど前と比べ日本の面積7個分も小さくなっていることなどを伝えました。

真剣にお話を聞いたり、映像を見る子どもたち

 

シロクマの他にも地球温暖化の影響を受けている動物についてお話しました。アオウミガメの卵は、砂の温度29.5度を境に、それよりも低ければオス、高ければメスが生まれるそうです。このまま地球温暖化が進むと、メスが生まれる地域が多くなり、オスが減ってしまい、アオウミガメが少なくなってしまうことをお話しすると、子どもだけでなく大人も驚いている様子でした。

続いて、どうして地球温暖化が起きているのか、原因は大気中に二酸化炭素などの温室効果ガスが増えていることであり、その二酸化炭素は、火力発電という方法で電気を作る際に、化石燃料を燃やすために出てしまうこと、またガソリンを燃やして動く自動車も二酸化炭素を出していることを伝えました。

そこで、温室効果ガスを出さない方法で電気を作る方法として、自然エネルギーについて紹介しました。風力発電、太陽光発電、水力発電、地熱発電、他にも二酸化炭素を出さずに発電する方法をクイズも交えて楽しく学びました。

ブランコやサッカーボールで発電できるかな?

 

次は、お楽しみの工作の時間です。前半の授業で話した再生可能エネルギーの1つである「太陽光発電」で光るライトを使って「ソーラーちょうちんランプ」づくりに挑戦。カラフルな折り紙や廃材の厚紙を再利用して、オリジナリティあふれる手づくりのちょうちんランプを作りました。

学生ボランティアメンバーが工作講師を務めてくれました

 

学生ボランティアメンバーがやさしくサポート

 

 

べあ君も応援にかけつけてくれました

 

オリジナル「ソーラーちょうちんランプ」の出来上がり

 

ちょうちんランプに明かりを灯してべあ君と記念撮影

 

最後に、日本には電気を作れる自然がいっぱいあるので、自然エネルギーをもっと活用していける可能性があることや、電気の作り方を選ぶのはまだ子どもたちには難しいかもしれないけど、電気や水、物の使い方、移動の仕方、植物を増やすなど、みんなにも二酸化炭素を減らせるエコアクションにチャレンジしてほしいと伝え、子ども達はそらべあのために頑張るとお約束してくれました。

参加してくれた小学生と保護者の皆さん、どうもありがとうございました。

 

べあ君と記念撮影

 

今回はそらべあ学生ボランティアクラブメンバーやボランティア活動に興味のある中高生合計12名が参加し、工作パートのレクチャーや、子どもたちの工作をサポートしてくれました。ご協力ありがとうございました。

学生ボランティアメンバーとべあ君

 

今回の環境教室は、株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント、日本風力開発株式会社、株式会社ハンズのご寄付により実施いたしました。どうもありがとうございました!