お知らせとレポート

第8回そらべあ環境ワークショップ 赤羽幼稚園

3月3日(月)東京都北区にある「赤羽幼稚園」にて、「そらべあ環境ワークショップ」が実施されました!

この催しは、当基金の理事を兼任する東京造形大学の山際康之教授と東京造形大学の学生による環境教育の要素を取り入れた人形劇や歌、踊りが盛り込まれており、今回で8回目の開催となりました。

赤羽幼稚園では3~5才児315名の園児に参加いただきました。

たくさんの大学生のお姉さんやお兄さんに囲まれて、子どもたちはちょっと緊張ぎみ。
けれど、お話上手なお姉さんたちの言葉にどんどんと引き込まれていき、まず最初に登場したのがそらべあの人形劇。
地球温暖化の影響により北極の氷が溶け、お母さんグマと離れ離れになる物語を、手作りのそらべあ人形で子どもたちに語っていきます。
途中、氷が割れてしまうシーンでは、まるで地響きのような音が聞こえてきて、「みんな!頭を隠して下を向いて!」というお姉さんの指示に、みんな身を守ろうと懸命に頭を隠して丸くなっていました。

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ほっとしたのも束の間。
そらとべあが周りを見渡しても、お母さんグマの姿がありません。
ふたりの目に涙が浮かびます。

こうして、そらとべあはお母さんグマを探すたびに出るのでした。

すると、次に登場したのは太陽、風、木、花の妖精たち。
地球温暖化を防ぐためにどうすれば良いのかを教えにやってきてくれたのです。

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地球温暖化の原因となる電気の無駄遣いをなくすため、そして元気で丈夫な体をつくるために、外に出て木や花で遊んだり、使わない照明はこまめに消すようにいろいろなエコアクションを教えてくれました。
また、子どもたちがエコアクションを覚えやすいように歌と踊りをして、楽しく遊びながら環境問題について知ってもらうことができました。

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最後に、そらとべあと、これからもエコアクションを続けていくことを約束し、ふたりは再開したお母さんグマと一緒に北極に帰っていきました。

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一人ひとりにできるエコアクションは小さなことかもしれないけれど、みんなで続けていくことによって意味ある行動になるのではと思います。

これからも、子どもたちがそらべあの物語を通じて、エコアクションを覚え続けてくれたらと願っています。

今回のワークショップを主催していただいた東京造形大学の学生の皆さん、そしてワークショップを受け入れていただいた、赤羽幼稚園の皆さま、ありがとうございました!

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