お知らせとレポート

「学びのフェス2022春」@実践女子大 渋谷キャンパス 出展しました

3月25日(金)、そらべあ基金は実践女子大学渋谷キャンパス(東京都渋谷区)で開催された「学びのフェス2022春」(毎日新聞社・毎日メディアカフェ主催)に出展しました。新型コロナウイルスの影響で「学びのフェス」の開催は2019年夏以来。イベントには約800名の親子が足を運んでくれました。

そらべあ基金も久々の出展を楽しみに準備を進めてきました。今回で12回目の出展です。

そらべあ基金は環境教室『ソーラーちょうちんランプづくり 自然エネルギーでそらべあの涙を止めよう!』(40分授業)を5回実施し、小学生56名と保護者の皆さまにご参加いただきました。また今回はそらべあボランティアクラブメンバーなど中高生のボランティア13名が子どもたちをサポートしてくれました。

まずはじめに、ホッキョクグマの兄弟「そら」と「べあ」が暮らしていた氷の大地が解けて割れ、お母さんと離ればなれになってしまうアニメーションを見てもらいました。「そらべあ」の涙の理由がわかったところで、温暖化によって北極の氷がどれくらい解けているのか、40年ほど前の写真と比較して見てもらい、日本の面積約10個分の氷が失われていることをお話ししました。

そらべあはどうして泣いているの?そらべあアニメを真剣に見る子どもたち

 

北極で失われた氷の面積はどれぐらい?

 

また、北極だけではなく世界中が暖かくなってきてきたために、地球上のさまざまな所で地球温暖化による気候変動の影響が及んでいることを紹介。そしてその地球温暖化の原因は、温室効果ガスが増えすぎているためであり、そこにはみんなの生活に欠かせない電気が関わっていること、また日本で一番多い電気の作り方「火力発電」が温室効果ガスを出していることをスライドを見せながらお話ししました。

では、どうしたらいいのかな?クイズなどを交えながらみんなで考えていきます。温室効果ガスを出さない発電方法として風力発電、太陽光発電、水力発電、地熱発電、バイオマス発電などの再生可能エネルギーを紹介します。これらの発電方法は知っている子もいましたが、続いて、「ブランコをこぐ」「サッカーボールで遊ぶ」「自転車にこぐ」などでも発電出来ることをクイズで紹介すると、子どもたちは驚いていました。まとめに再生可能エネルギーについて復習をすると、多くの子どもたちがしっかり覚えてくれていて嬉しくなりました。また保護者の方も熱心にメモを取りながら聞いてくださり、ご家庭でも話題にしていただけたら嬉しいです。

クイズに挑戦!

 

次は工作の時間です。前半の講義で話した再生可能エネルギーの1つである「太陽光発電」で光るライトを使って「ソーラーちょうちんランプ」づくりにチャレンジ。そらべあのイラストが入った可愛らしいマスキングテープ(ご提供:株式会社シール堂印刷)やカラフルな折り紙、廃材の厚紙を再利用してオリジナリティあふれる手づくりのちょうちんランプを作りました。

カラフルな折り紙の組み合わせが楽しいね。

 

ボランティアのお姉さんがお手伝い

 

オリジナル「ソーラーちょうちんランプ」の出来上がり

 

最後に、日本には電気を作れる自然がいっぱいあるので、もっとCO2を出さない方法でエネルギーをつくる未来もあること、さらに、電気を選ぶ以外にも、電気や水、物の使い方、移動の仕方、植物を増やすなど、みんなにもできるエコアクションにチャレンジしてほしいと伝え、子ども達はそら君たちのために頑張るとお約束してくれました。

参加してくれた小学生と保護者の皆さん、当日サポートしてくれたボランティアスタッフの皆さん、ご協力ありがとうございました。

中高生ボランティアのみなさん

 

最後に、今回の環境教室はベアリングス・ジャパン株式会社からのご寄付により実施いたしました。どうもありがとうございました!