お知らせとレポート

東京都港区の小学校1年生のクラスで環境授業を実施

2月15日(金)、そらべあ基金は東京都港区立笄(こうがい)小学校にて、環境授業&ワークショップを行いました。

そらべあ基金では、2年前にも同校で4年生向けに環境授業を実施しましたが、今回は1年生の授業2コマを使って、前編では地球温暖化と自然エネルギーについて理解を深めてもらうお話をして、後編ではソーラーLEDランプづくりにチャレンジ。そらべあ兄弟の弟「そら」も登場して、1年生2クラス72名の子どもたちに、楽しく充実した時間を過ごしてもらえたようです。

笄小学校1年生2クラスの合同授業がスタート

 

今回は1年生ということもあって、地球温暖化や自然エネルギーといった難しい内容をいかにやさしく、わかりやすく説明するかに重きを置きました。そのため、1年生向けに文字の少ないスライドを用意するなど、理解を深めてもらうための工夫を凝らしました。

まず前編の授業では、ちょっと表情のかたい子どもたちの気持ちをほぐすために、みんなで「後出しジャンケン」ゲームで動き回ってもらい、盛り上がったところで、そらべあのアニメーションを見るところから授業がスタートしました。

お母さんを探す旅の途中に「そら」くんも立ち寄ってくれました

 

アニメでそらべあ兄弟がなぜお母さんと離ればなれになったのか、その理由がわかったところで、いよいよ教室に本物の「そら」が登場。子どもたちの歓声が教室中に響く中、涙を流すホッキョクグマの話から、北極の氷がどんどん小さくなってきていることへと話は進み、いま地球に何が起きているのか、これから私たちのまわりで何が起きていくのかを説明していきます。

そして、温暖化の原因がシーオーツー(CO2)の増加にあることを学び、その影響は動物だけでなく、私たちの生活をも脅かし始めていることを理解してもらい、シーオーツーを減らすために電気や水道のムダ使いをやめようと訴えかけます。

自然エネルギーについて考えてみましょう

 

こうして地球温暖化についてひと通りわかってもらった後で、温暖化を防いでいくためには自然エネルギーという選択肢があることに触れていきます。1年生の担任の先生にもお手伝いいただき、太陽の力や風の力、水の力で電気をつくれることを理解してもらい、前編の授業は終了です。

担任の先生に、お日さまの力で電気をつくる太陽光発電を説明してもらいました

 

休み時間をはさんで、後編の授業は手を動かす時間。自然エネルギーのひとつである太陽光を利用したオリジナルソーラーLEDランプを2クラスに分かれて作ります。子どもたちがマスキングテープなどを使ってランプシェードをデザイン。個性豊かな独創的なランプがたくさん出来上がっていきました。みんなのお部屋を自然エネルギーの光で照らしてもらえたらうれしいです。

マスキングテープを使ってLEDランプを作ります

 

今回のそらべあ環境授業は(株)ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント様のご寄付により実施することができました。継続的なご支援に感謝いたします。そして、笄小学校の子どもたち、先生方、保護者のみなさま、ありがとうございました。

授業終了後、熱心に感想を書いてくれました。