お知らせとレポート

動物や昆虫、すべての命の大切さから環境のことを学ぶ

学校法人華蔵学園 新田塚幼稚園(福井県福井市新田塚2丁目46-26)
2018年6月19日 寄贈式典実施
荒川慈文園長

福井県福井市の新田塚幼稚園は、幼稚園的機能と保育園的機能の両方の機能をあわせ持つ「幼保連携型 認定こども園」として、0歳児から3歳児まで300人ほどの園児をかかえる県内でも有数の大型幼稚園です。園ではマクロビオティックを取り入れた給食を園内で調理・提供するなど、子どもたちの健康にも気を配っています。

 

新田塚幼稚園では、これまでどのような環境教育に取り組んでいますか?

園長:何年か前に七夕の夜になるべく電気を消して地球を思う「ライトダウン」活動をしたことがあります。電気を使えないことがどれだけ不便なのかを考えて、代わりにキャンドルを使うなど、子どもたちが環境を考えるきっかけになりました。

 

地球温暖化について何かお話することはありますか?

園長:私たちの園は仏教園なので、毎週月曜日にホールで法話をしますが、その中で動植物すべての命について考えることを教えています。地球温暖化という環境を作り出してしまったのは人間ですし、すべての命のために私たちができることは小さいけれど気をつけることが大切だとお話しています。子どもたちは命の大切さから環境のことも自然と学んでいきます。

 

地球温暖化について実際に感じることはありますか?

園長:今年の2月はご存知のように大雪で交通が完全にマヒしました。また、以前は夏の気温が高くても31~32度でしたのでエアコンをつけなくても大丈夫でしたが、今は37度になることもあり、エアコンを全室に設置しました。やはり気候が大きく変わっていることを感じています。

 

福井は自然が豊かな場所ですが、一方で原発もあります。自然エネルギーの活用についてどう思いますか?

園長:福井は、森も風も海もあります。今ある自然をもっと活用することが大事だと思っていますし、それが子どもたちのためにもなると考えています。