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2016.10.13 お知らせ

大田区立道塚小学校で環境教育を実施

9月26日、東京都大田区立道塚小学校にて、地球温暖化と再生可能エネルギー、
そして省エネについての環境教育の授業を行い、5年生100名が参加しました。

道塚小外観.JPG

道塚小学校の5年生は、総合的な学習の時間を使って環境教育に取り組んでいるそうで、
みんなとても意欲的に授業に参加してくれました。

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廊下には、環境問題について書かれた本を集めたコーナーが!

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今回は、午前中の1時間目から4時間目までを頂き、
1時間目は、5年生全体で地球温暖化と再生可能エネルギーの授業を、
2時間目から4時間目は、3クラスを順番に回って、省エネについての授業を行いました。


【1時間目:地球温暖化と再生可能エネルギー】

はじめに、私たち「そらべあ基金」について簡単に説明しました。
シンボルキャラクターであるホッキョクグマの「そら」と「べあ」がなぜ涙を流しているのか、
理由を子どもたちに尋ねると、さっそく手が挙がり、
「地球温暖化で北極の氷が溶けてしまったから」と、予習の成果をしっかり発揮してくれました!

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そして、本題の地球温暖化の話。
地球温暖化の原因となる二酸化炭素がなぜ出てくるのか問いかけると、
「石炭や石油を燃やしたから」とさっそく正解が。
また、温暖化の意外な原因として「水」を挙げたところ、
「水をきれいにするのに、たくさんの電気を使うから」と大正解を出してくれました。

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ここから、具体的なデータを三択クイズで学んでいきました。
そらべあたちの住む北極の氷の面積が、
32年間で日本の面積(約37.7万㎢)の約8個分も減ってしまったこと、
温暖化がこのまま進むと、2100年には地球の平均気温が3.7℃上がると言われていること、
平均気温が2℃上がると、野生動物の30%が絶滅する恐れがあること、などなど、
子どもたちは一生懸命考えながらクイズに答え、
時にデータに驚きながらも、しっかり学んでくれました。

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特に子どもたちが衝撃を受けていたのは、地球温暖化によって、
みんなが住む大田区にも影響が出るかもしれないということ。
実は、ある研究機関のシミュレーションによると、東京湾に近い大田区では、
地球の平均気温が2℃上昇した場合、海に沈む地域が出ると予想されているのです。
さらに、もし4℃上昇した場合は、道塚小学校も海に沈んでしまう可能性が!
地球温暖化は他人事ではないと、みんな危機感を持ったようです。

そうならないようにするには、二酸化炭素を減らして地球温暖化を止めることが必要です。
では、どうすれば二酸化炭素を減らせるのでしょうか?
ここからは、エネルギーについての勉強です。

まず、日本のエネルギー事情について。
日本のエネルギー自給率は、実はたった6%しかありません。
つまり、エネルギーのほとんどを、外国からの輸入に頼っているのです。

そこで注目されているのが、再生可能エネルギー。
どんなものがあるか挙げてもらったところ、風力発電、地熱発電、太陽光発電、などの答えが。
みんなよく勉強していますね。

日本ではまだ3.2%しか使われていない再生可能エネルギーですが、
日本には森や川があるのでバイオマス発電や小水力発電ができるし、
周りを海に囲まれた島国なので波力発電ができるし、
火山が多いので地熱や温水による発電ができるし、もっと活用できるはずです。
「今10歳のみんなが大人になるまでに、
再生可能エネルギーがもっとたくさん使われる社会を目指していこう!」
という話で、1時間目をしめくくりました。

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【2~4時間目:省エネ】

2時間目から4時間目は、5年生の3クラスを順番に回り、スタッフも1時間ずつ交代で、
省エネについての授業を行いました。
省エネとは、せっかく作ったエネルギーを無駄に使わないように、節約すること。
まず、子どもたちの家にも必ずある、家電の話から始めました。

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家庭で最も電力を使う家電の3位はテレビ、2位は照明、1位はなんと冷蔵庫!
どうして冷蔵庫が1位なのかを問いかけると、
「冷蔵庫の電気を止めると中の食べ物が腐ってしまうので、1日中つけっぱなしだから」と
きちんと答えてくれました!

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では、どうすれば、省エネできるのでしょうか?
実は、5年生の子どもたちが生まれた10年前と比べると、
今の家電は、省エネ性能が、ぐっと上がっているのです。
「だから、家にある家電が、みんなが生まれる前からあるものだったら、
最新のものに変えるだけでも省エネできるよ」と伝えると、みんな驚いていました。

中でも特に省エネ性能が高いのが、照明に使われるLED!
白熱電球をLED電球に変えるだけで、約80%も省エネになります。
そこで、同じ明るさの白熱電球とLED電球が付いた手回し発電機を用意して、
消費電力がどれくらい違うのか、子どもたちに実際に体感してもらいました。

まず、白熱電球。
一生懸命ハンドルを回すと、オレンジ色の明かりがほんのり灯りました。

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次に、LED電球に切り替えると、ハンドルを回し始めた瞬間に、白く明るい光が!

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白熱電球とLED電球のあまりの違いに、みんなとても驚いていました!

街中のいろいろな所で使われるようになったLED。
でも、そのほとんどは、火力発電などで作った電気を使っています。
そこで、そらべあ基金では、太陽光発電とLEDライトを組み合わせた街路灯を、
被災地などに設置する活動をしています。
この街路灯は、日中は太陽のエネルギーを蓄電池に貯めて、
夕方薄暗くなると電気がつくように作られています。

授業の最後に、この街路灯と同じ仕組みを持つ、小さな太陽光パネル付きのLEDライトを使って、
ランプシェードを作るワークショップを行いました。
このライトは、太陽光パネルに当たる光を遮ると、LEDライトが点灯する仕組みになっています。

まず、1人1個、コップに好きなマスキングテープを貼って飾りつけます。
みんな工作が大好きなので、夢中になって作っていました。

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そして、飾り付けをしたコップに、穴を開けたコースターで蓋をして、
その下にライトを取り付ければ、出来上がり!
太陽光パネルが下に隠れるので、自然にLEDライトがつきます。
ライトの光が弱くなってきたら、ひっくり返して、太陽光パネルを太陽の光に当てればOK!
みんなそれぞれ、オリジナルの素敵なランプシェードが出来ました!

?ランプシェード2.JPG

今回の授業は、株式会社ディノス・セシール様のご寄付により実施され、
3名の社員の方々が、お忙しい中授業に参加してくださいました。

?ディノス1.JPG

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授業にご協力してくださった道塚小学校の先生方、
長い時間そらべあ基金の授業を真剣に聞いてくれた5年生の皆さん、
ご協力頂きました株式会社ディノス・セシールの社員の皆さま、本当にありがとうございました。

そらべあ基金では今後も、未来を担う子ども達への環境教育に力を入れ、
環境について考えるきっかけを作っていきます。
ご興味ある学校関係者の方は、是非気軽にお問合せ下さい。